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International Exchange Culture Salon

Japanese Cuisine Party 日本料理を楽しむ会◆

日本料理を楽しむ会
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【スウェーデン建築と和服で、明治大正モード】
 Swedish architecture & Japanese kimono 
Mode 1868-1926  @ 裕美子ランカスター邸 (1900年代築)
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 約100年前の歴史的建築物として、購入前から門扉に説明文付きの記念看板があり、

「築1923年、外観がよく保存されている。スウェーデンの上流階級をとても例示しているデザイン。

二十世紀初頭の建築であり、此処を取り巻く都市計画のアイデアを彷彿とさせる。当時、市の統治者の個人住居として存在していた住宅建築。」と記載されていて、オークション入札を決めました。

 外観や内装は当時のまま、設備は歴代のオーナー達により何度もリフォームされ、全室自動暖房、床暖房、サウナ、ジャグジー風呂、ドラム式洗濯機、乾燥機、IHコンロ、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機等の最新式が備え付けられています。スウェーデンは戦争不参加国で、アンティーク建築が多く現存し、引越当初はセキュリティシステムのサイレンのあまりの凄音に驚いたりしました。この物件は火災絶対防止の為ガスは不使用、その分電気料金がかかります。

 昔から現在に至る迄、狩りや、牛や鹿の一頭購入が行われている為、冷蔵庫の他に冷凍庫が二つと、冷涼に保たれた食品貯蔵庫があります。

暖炉が二つあり、電気使用量が軽減されるのでスウェーデンでは今でも好んで使用されています。ひたすら暖炉で火が燃える様子を撮影したTV番組が「癒し」として存在したり、行政による暖炉煙突点検が定期的に行われています。

庭に井戸が残っている家もまだあるので、災害で電気水道等のライフラインが断たれても、井戸付きアンティーク住宅であれば、一世紀前の生活水準で生きていけるという事になります。

 森できのこやベリーを採ったり、家庭菜園を作ったり、釣りをしたり、ライセンスを取得すれば自ら狩りをして捌いて、米や小麦粉と一緒に広い貯蔵庫で食料を確保でき、冬の間や感染症による長期ステイホーム時には、塩漬け肉や干物、キムチ等の発酵食品を多く保存できます。

大抵スウェーデンの庭先には、昔からの林檎の木が植えられているので、収穫シーズンには買いに行かなくても無料で新鮮な林檎を食べる事ができ、人混みへの外出を避けたいコロナ禍では、とても有難い果樹です。

ここにも大きな林檎や梨の木が既に何本かあって、念の為に若い林檎の木を自分でも植えて増やしました。まだまだ若いので、有機質肥料や害虫よけ等手をかけていたら、居心地良かったのかしっかり根付いて、一番大きくて美味しい実を毎年つけるようになりました。

 この国では、早くからデジタル化政策が実現していて、スウェーデンに来てから現金を持ち歩く事はなくなりました。個人情報はITシステム上で一元管理され、きちんとビザを取得すれば、移民でも充実した福祉や医療のサポートを受ける事ができます。

国民情報を一箇所に集約する事で時間短縮となり、コロナワクチンやインフルエンザワクチンの供給・接種がスムーズで早かった事もあり、私自身コロナにも感染せず、風邪もまったくひかずに済んでいます。

 

 エコ先進国・スウェーデンでは、電気の代わりにキャンドルがよく使用されていて、私も生活に取り入れるようにしています。レトロな装飾の1800年代のキャンドルランプやアルコールランプ、明治大正時代のカンテラ等、優しく癒してくれる本物の炎による照明を楽しんでいます。そんなアンティーク照明についても、近い内に触れていきたいと思います。

 東京では時間とお金に追われながら、カメラマンさんとお互い言いたい放題で、仲がいいのかケンカしてるのか分からないような真剣撮影をしていましたが、ここでは自身の物件で気楽に撮影に臨めるので、日本での写真とは違って、いくらか表情が緩くなっているかも。。

​ 私の代で導入したのは「That's Jazz」などの様々な名前の紅いバラ(ランカスター家の家紋花)と青い花を中心に、英国とスウェーデンからコレクションしたガーデンと、地下フロアの一室にあるプライベートジムです。

ヨーロッパでよく見られる石造りの地下は冷気が心地良く、短期間しかない北欧の真夏日を無料で涼しく過ごせる貴重な空間です。ヨーロッパ、特に北欧ではエアコンがそれ程一般的ではなく、私も倉庫にエアコンを置いたままです。

 音楽事情にも少し触れると、スウェーデンは世界的人気ポップスグループ・ABBAや、レオナルド・ディカプリオ主演大ヒット映画「ロミオ+ジュリエット」の主題歌を担当したThe Cardigans、となりのトトロ主題歌の英語カヴァーを歌ったMeja、ポップス&ロックデュオ・Roxette等を輩出したポップス王国です。

毎年恒例のシンガー発掘オーディション番組や、歴史のある歌のヨーロッパ杯はとても人気があり、夜遅くまで開催される大規模審査会場には小さな子供達から大人迄の幅広い年齢層の観客が詰め掛けます。欧州対抗歌合戦では、毎年各国が真剣勝負を繰り広げ、優勝した事もない国がある中、沢山の国々を抑えてスウェーデンは何度も優勝しています。ダンスも衣装も演出も予算をかけ凝ったステージを楽しむ事ができ、欧州各国テレビ局の意気込みが感じられます。

私はハモンドオルガンを愛用していますが、スウェーデンにはNORDというオルガン/エレピ/シンセ等の鍵盤楽器メーカーがあり、北欧だけでなく世界中のミュージシャン達からも人気で、私もスタイリッシュなNORDオルガンが大好きです。

 ドラム・各種シンセサイザー・音楽機材等は地下に、グランドピアノ・ハモンドオルガン・クラビノーバ・88鍵シンセ・ハープ・数台のバイオリンハープと鍵盤ハープ・その他生楽器は、風通し良くメンテナンスし易い一階に設置しています。

 1920年代の天井が高い北欧建築とアコースティック楽器は、音的にもインテリア的にも相性が良く、楽器のみの東京→スウェーデン間の二ヶ月の船旅は心配でしたが、高い費用と時間とリスクをかけて正解だったと実感しています。

/企画・文 裕美子 ランカスター

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